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2018-04-06 (Fri) 17:44

星陵高等学校第44回入学式 校長式辞

星陵高等学校 第44回 入学式 校長式辞


 新たな生命が随所で躍動し、華やかな出発を祝うこの佳き日に、平成30年度 学校法人静岡理工科大学 星陵高等学校 第44回 入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。本日、ご臨席いただきました皆様方に、生徒、教職員を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。
 只今、入学を許可いたしました521名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは自らの意志で、ここ星陵高等学校で学ぶことを決めました。今日から始まる、高校生活のひとつひとつの出来事が、青春の軌跡として、皆さんの心に、深く刻み込まれて行くことを考えますと、私たち教職員は、あらためて、身の引き締まる思いです。同時に、新入生には、楽しく充実した学校生活になって欲しいと強く願うものでもあります。

 入学式にあたり、本校の校訓についてお話しさせていただきます。本校の校訓は「誠・友・厳」です。これは本校の教育の根幹である、建学の精神「人をつくる」に基づき制定されたもので、爾来、44年間、星陵生の心の拠り所となってまいりました。「誠」とは「誠実な心で事に当たる」、「友」とは「友情の和を広げる」、「厳」とは「厳しさを自ら求める」です。つまり、「誠実」で「人を思いやる心」を持ち、「自立」した「人から尊敬される人間になって欲しい」ということなのです。在校生は、この校訓のもと、日々、学業に、部活動に、生徒会活動に、若い情熱を傾けています。新入生の皆さんも、本日より星陵生の一員として、ともに、明るく、楽しく、ワクワクする高校生活を送ってくれることを切に期待しております。

 そこで、皆さんに実践して欲しいことがあります。それは、「日常の心がけ」として本校が掲げる「授業集中」「挨拶励行」「整理整頓」です。中学校までは、例えば、勉強面で分からないことがあったとしても「まあいいか」と、そのまま放置しておいたり、生活面でも「自分がやらなくても、誰かがやるさ」と、消極的な姿勢だったという人もいたかと思います。しかし、高校では、それは通用しません。皆さんは、この厳しい時代を生き抜いて行かなければなりません。そのために重要なことは、この高校時代に「今、身につけなければならない能力は何か」を常に考え、行動することなのです。
 
 今、世界が、そして、日本が大きく変わろうとしています。時代が大きく変われば、当然、教育も大きく変わります。日本の近代教育は明治維新から始まりました。当時、目指していたものは、富国強兵、つまり、「欧米に追いつけ・追い越せ」でした。そして、そこで行われた教育は、短期促成教育、いわゆる「詰め込み教育」でした。ところが、パソコンの出現によって地球上はいっきに「情報化社会」となり、色々な分野で多国籍化が進みました。ビジネス界では、国境というものが消滅し、民族・宗教等は関係なしに、共生する社会となりました。
しかし、その一方で、現実の問題として起こっていたことは「貧しいもの」と「富めるもの」との経済格差。いわゆる「貧富の差」でした。その反動からか、世界は、内向きの価値観である「自国第一主義」に走ろうとする傾向が強まり、今まで先進国では常識とされていた「民主主義」や「自由貿易」「国際協調」といった「共通の理念」や「価値観」が揺らいでいます。
 
 つまり、これからは「今ある、日本の常識」では通用しないということなのです。今、求められているものは、この情報化社会と世界情勢の中での「新しい枠組みを創る知恵」と「そこで生きるための力」なのです。そして、この「知恵」と「力」を付けるために重要なのは「仲間」なのです。ここにいる皆さんは、お互いに「人生を通した仲間となる」ということを、最初に認識してください。支え合い、認め合いながら、それぞれが良い理解者となってください。
 誰にでも、自分より優れたところはあります。その良さを見つけようとする姿勢があれば、人に対して優しく接することができ、距離も近づき、集団の結束も固くなるのです。そして、最終的には、自分も、仲間から認められ、元気をもらえるのです。
 
 また、星陵には「同窓生」という力強い仲間がいます。同窓生は、今や、15,735名にも及びます。その一人ひとりが、連綿と受け継がれてきた伝統を誇りとし、国内外で活躍しております。彼ら、彼女らは、本校の土台をしっかり支えてくれている応援団であり、頼りがいのある仲間でもあります。どうか仲間を大切にして下さい。
 
 保護者の皆様に申しあげます。お子様の入学、あらためて、お祝い申しあげます。高校時代は、少年期・少女期から、青年期へ移行する時期であり、成長の変化が著しい時です。少し離れた所から、お子様の努力を、時には温かく、時には毅然として、見守っていただきたいと思います。私たち教職員も生徒一人ひとりの個性を尊重し、本校の目指す「誠・友・厳」を具現できる、自立した、ひとりの人間の育成を目指し、家庭との連携を密にしながら、励ましてまいりますので、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
 
 最後に、本日、ご列席の皆様方に、重ねて感謝の意を表わすと同時に、入学生の皆さんが、充実した高校生活を送り、卒業時には「星陵生で良かった」と胸を張って言えることを期待して、式辞といたします。

 

平成30年4月6日
学校法人静岡理工科大学
星陵高等学校 校長 渡邉 一洋

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